ヴァイオリニストアニキのつぶやき

大阪のヴァイオリン弾き木村の日常と出来事を綴っております

宇宙のような空間

 

光の教会でコンサートでした。

 

広響首席チェロ奏者のマーティンとバッハを一曲ずつ

そして、カナダ人作曲家リアム リッツのデュオを。

 

光の教会はとっても不思議な空間なのです。

安藤忠雄さんのデザインで

まさに入った瞬間祈りの場所であるのが肌で感じられるのです。

空気が変わるんですよね。

 

ここで弾くと宇宙の真ん中で弾いてるような感覚が湧いて

一瞬足が地に着いてるか確かめちゃうくらい。

それくらい、こことは違う

時空の違うところと繋がっているのでしょう。

 

バロック弓を使ってバッハを弾き始め

やはり見よう見まねでは無理があるなと痛感。

レッスンしてもらおうと思いました。

 

あんなに苦手だったバッハが、今は大好き💕

けれど自分のものにするには

もっともっと何度も弾かないといけないなあと思います。

 

教会は、観光客で色々問題を抱えていて

今は公開はしていないのだそう。

あくまでもここは祈りの場であって

有名な建築家が建てた建物という気持ちだけで

ワイワイみにきて、時には建物にダメージを与えたり

そんなことが多々あったそうで。

大聖堂とは違って住宅街にある

小さな教会ですから

お寺でも教会でも

祈りの場であるということは

忘れないでいてほしいです。

そこを汚すことは絶対にあってはならないと思います。

 

牧師先生はとても面白い方で

密教のお話なんかも一緒にしてくださって

音楽以外でもお話が盛り上がっちゃいました。

 

ハイヤーセルフと繋がれる空間

そんな中で音楽を奏でられることは

自分と向き合う大事な時間だなと思います。

私の大好きなチェリスト

マーティンとのデュオはいつも楽しいし!

素敵な機会をありがとうございました😊